わおわお保育園

わおわお保育園の保育理念や保育内容についてインタビュー!

わおわお保育園では、「ほめて・みとめて・はげまして」を保育理念とし、お子さんのやりたいことを尊重し、自分で考えながら行動する主体性を育むことを大切にしています。
「ただ子どもを預かる場所」となってしまわぬよう、日々の保育の中での出来事一つひとつがお子さんの成長に良い影響をもたらせるようなカリキュラムを提供しています

今回は、保育研修担当の方へインタビューさせていただき、わおわお保育園の保育カリキュラムについて詳しくお聞きしました。
それぞれのカリキュラムの目的やお子さんへの影響はどういったものがあるのか、また、日々の保育においてどのようなことを保育士の皆さんは心がけけているのかをお話しいただきました!

代表的な保育カリキュラムを教えてください。

当園では特に英語と体育指導に力を入れています。どちらも教育というより、子どもたちの興味を刺激し、得意分野を見つけてもらうことを目的に取り組んでいるものです。
そのため、ガチガチの教育という感じではなく、日常生活を通じて英語や運動に触れ、個々の能力を伸ばしてもらっています

それでは、まず英語のカリキュラムから詳しく教えていただけますか?

英語は週2回、ネイティブの先生が3~5才児の園児に英語を教えてくれています。ただアルファベットや読み書きを教えるのではなく、英語の絵本の読み聞かせを通じて英語に慣れ親しんでもらうとともに、外国人の方との触れ合いも楽しんでほしいというのが英語のカリキュラムのテーマです。
ネイティブの先生は週に2回来られますが、1日は保育にも関わってもらっています。一緒に遊んだり、お散歩に行ったり。その間、子どもたちとは英語で会話をしてもらうんです。

海外の方は明るく陽気で、子どもたちととても楽しく遊んでくださいます。遊びの中に英語の単語が飛び交うので、意味は分からなくとも、子どもたちの耳は英語に慣れていくんです。

もう1日は授業に近いスタイルで、身近な単語や絵本の中に出てくるキーワードを英語で教えてもらっています。
このように日常生活の中に英語を溶け込ませながら、子どもたちが自然と英語に興味を持てるよう工夫をしているんです

体育のカリキュラムにはどのような特徴がありますか?

体育では、体育指導員の免許を持つ保育士が指導を行います。特に大事にしているのは「子どもが“やらされている”と感じないように、体を動かす楽しさを教えること」です。

「今日は跳び箱の練習をしますので、並んでください」ではなく、まずは子どもたちに自由に遊んでもらいます。そこには跳び箱や鉄棒などの器具も設置してありますが、ただあるだけで、子どもを誘導するようなことはしません。
そのうち子どもの中から「跳び箱を跳んでみたい」という声が出てきたら、保育士は「じゃあ、こういうふうにやってみようか」と、コツを教えてあげるんです。保育士はあくまで子どもの補助役。遊びを通じて適宜子どもたちをサポートしながら、やりたいこと、できることを増やしていきます。

中にはできる子、できない子もいますが、できるからってすごいわけではありません。できない子の成長を見極めながら「ここまでできたね」と言葉で伝えて、自己肯定感を上げてあげるよう努めています。

当園では「ほめて みとめて はげまして」という教育理念を掲げています。背景にあるのは、子どもの主体性を伸ばしたい、自分で行動できる子どもに育ててあげたいという思いです。
日本には自分の意見が言えない人が多いと感じます。だからこそ我々は自分の意見が言える、自己表示できる子どもを育てたいと考えています。

子どもの自己肯定感を高め、自己表現ができる子どもに育てるには、大人が子どもを褒めて、認めて、励ましてあげることが大切です。
この3つの要素を子どもたちにどんどん与えて、自信のある子どもを育てたいと思っています。

これらのカリキュラムを実施することで、お子さんたちはどのような変化がありますか?

英語のカリキュラムを受ける前と後では、子どもの英語に対する興味が大きく高まっていると感じます。
たとえばネイティブの先生を前にして、最初は口をもごもごさせるばかりでなにも言えなかった子どもが、回を重ねるごとに“ハロー”や“グッドモーニング”など言えるようになっていくんです。

ネイティブの先生は気軽にハイタッチをするなどスキンシップを図る場面も多く、それにつられて子どもたちも開放的になっていきます内気だった子どもがちょっと積極的になったり、意思表示ができるようになったりするのを見ると、成長を感じますね。

子どもは素直で、大人から「すごいね!できたね!」と言われたことは何度でもやり続けるんです。
「これができるようになったんだ。先生、見て!」と。子どもたちのそんな反応を見ていると、できることが増えるのはとても嬉しいことなのだろうなと感じます。

これらのカリキュラムを実施する上で、職員の方が意識されていることや工夫されていることを教えてください。

子どもたちが“やらされている”と感じないようにするためには、職員も楽しむことが重要です。
英語のカリキュラムにおいては、ネイティブの先生に加えてクラスの担任とサポートの保育士もいるのですが、英語の時間中はすべての職員が英語で話すようにしています。職員も子どもたちと一緒に英会話を学ぶような環境づくりをしているんです。

大事なのは、職員も英語に興味を持つこと。ネイティブの先生と子どもたちは英語で話しているのに、保育士たちが興味なさげにその場にいると、子どもたちはやっぱり「やらされている」と感じてしまうでしょう?

英語のカリキュラムでは、保育士も英語の知識を増やすことを目標にしています。
ネイティブの先生が帰ったあとも保育士と子どもだけで英語で会話ができる、コミュニケーションが取れるくらい、保育士も子どもたちと一緒に成長することを目指しているんです。

保育全般を通じて、職員の方が気をつけていることはありますか?

子どもに対する言葉遣いは特に注意しています。叱るにしても、言葉によってはまったく違う意味で伝わってしまうことがありますから。

大人が伝えた言葉で子どもが悲観的になってはいけません。肯定感が得られない言葉を受け取ると、子どもは「これはやっちゃダメなんだ」「こういうことをやると怒られるんだ」と、自己否定に入ってしまいます。
重要なのは、強い言葉で伝えなければならないことを、どう柔らかく伝えるか――子どもへの伝え方、言い換え方は、研修を通じて職員たちにしっかり伝えています

あと、子どもの記憶力ってものすごくて、自分がしてもらってうれしかったことも、嫌だったこともよく覚えているんです。
英語や体育のカリキュラムを通して見ても、子どもたちの吸収力は凄まじい。だからこそ我々は、子どもたちがしっかり考えて、いい記憶を増やせるよう働きかけたいです。

子どもがいけないことをしても「これはダメ。あれもダメ」と言うだけでは、子どもの中に「やっちゃダメなんだ」という記憶しか残りません。
なぜダメなのかを子どもが理解できるように伝えて、ダメな理由を本人にも考えさせて、自らの意志で行動できる子どもになってもらうのが私たちの目標です。

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