ワオキッズ

ワオキッズの保育理念や活動カリキュラムについてインタビュー!

ワオキッズでは、「ほめて、みとめて、はげまして、 やる気を育て、自分で考え行動し、責任が持てる子どもを育てる」という保育理念のもと、お子さんが主体性をもって成長していけるようなカリキュラムを用意しています。

今回はワオキッズが大切にしている保育理念や、それらに基づく活動カリキュラムについて、研修担当の方へインタビュー!
日々、どのような活動を行なっているのか、指導員の皆さんはどういったことを意識しながらお子さんと過ごしているのか、お話しいただきました。

ワオキッズの保育理念や方針について教えてください。

ワオキッズの保育理念は「ほめて、みとめて、はげまして、 やる気を育て、自分で考え行動し、責任が持てる子どもを育てる」です。 「自分で考え行動し、責任が持てる子ども」を一言で言うと「主体性」を持った子ども、すなわち「自ら進んで物事に取り組む子ども」を意味します。

ワオキッズでは、自分のために主体性を発揮するのではなく、みんなのために、誰かのために主体的に行動できる子どもの育成を目指しています。

つまり、自分の主張ばかりするのではなく、相手の主張を取り入れながら今の自分たち・今のみんなにとって良いものを考えて改善できる大人になってほしいのです。

そのためには、「自分からやってみたい」という体験の積み重ねが重要になります。集団生活では、「自分のやりたいこと」に対して違う意見を持つ子もいるでしょう。そんなときは「こうするのがいいんじゃないか」と試行錯誤しながら、ブラッシュアップされたみんなの意見を組み込んで準備を進めていく。これを繰り返す中で、主体性が育まれていきます。

ただし、失敗して「もう自分はダメだ」と思ってしまったら次がないので、主体性の育成には自己肯定感が非常に重要になってきます。

自己肯定感とは、自分の中の良いところも悪いところも全部ひっくるめて認め、「それでオッケーだ」と価値を感じられている感覚のこと。他の人にどう思われていようが関係なく、自分で自分を肯定すれば良いという感覚です。

どのように子どもの自己肯定感を育むのでしょうか?

自己肯定感を育むうえで重要なのが、保育理念にもある「ほめて、みとめて、はげまして」という先生の関わりです。

「先生は僕のことを見てくれているな。 自分の気持ちをわかってくれてるな」と感じられれば、「失敗しても大丈夫だ」という感覚が育ちます。最初は先生に褒めて認めて励まされていたのが、 次第に自分に対して褒めて、認めて、励ましてあげられるようになる。そうすると自己肯定感が膨らんでいきます。

その結果、さまざまなことに飛び込み、壁にぶつかっても諦めて投げ出したりしない、人のせいにしない。うまくいかなかった時の解決策も自分で主体的に考えられるようになります。

子どもたちがどんな状況にあっても、今いる場所をより面白く、より良い状況にもっていけるように、褒めて、認めて、励まして、自己肯定感を育みながら、やる気を育て、自分で考え、行動して、責任が持てるっていう主体性のある子を育てていく。子ども一人ひとりがお互いを尊重しながら、自分の力で自分の足で幸せな人生を歩んでいけるように支援していく。これがワオキッズの保育理念です。

ワオキッズの企業理念に関しても教えて頂けますか。

企業理念は「地域と繋がり、地域と子供を育てる」です。

色々な人の考えや価値観に触れ、他人の考えを受け入れられる子の育成を目指しています。大がかりに聞こえるかもしれませんが、「自分は社会や地域の役に立っているんだ」という感覚も育成していきたいと思っています。

例えば公園でゴミ拾いをしている地域の方がいたら職員が率先して話しかけ、お手伝いをし始める。すると遊具で遊んでいた子どもたちも先生の様子が気になり、興味を示します。「こんなゴミが落ちててさ、これみたことある?」といった会話をしていると、子どもたちも「やりたい」という気持ちになりゴミを拾い始めます。

職員が地域の方と子どもの仲介役になることで自然に関わりが生まれ、地域の方の思いを知るきっかけになります。

色々な人の思いに触れて「ありがとう」という言葉をもらいながら、小さなことでも「人の役に立てた」と実感できるよう、地域に出ることを企業理念に掲げています。

代表的な保育カリキュラムを教えてください。

ワオキッズではスーパーボール作りや泥団子、アロママキャンドル作りといった日常的な遊びはもちろん、長期休みを活用した活動にも力を入れています。春休みや夏休みは普段より多くの時間を子どもたちと過ごせるので、段ボールで迷路を作ったりお化け屋敷をしたり、大がかりな制作物も作っています。

カリキュラムは事前に決めるのではなく「子どもたちが今、興味があるもの」に注目し、状況に応じて柔軟に対応しています。そのなかでも遊びや物作り、運動などをバランスよく含め、さまざまな角度での活動を大切にしています。

また、2ヶ月に1回有料イベントを行い、アスレチックや遊園地、水族館などの非日常的な体験を提供しています。

さらに非日常感を高めたのが夏のキャンプで、海や波との触れあいや磯遊び、キャンプファイヤー、花火などの遊びを通じて心を動かすことで、より多くの学びが得られるように意識しています。

これらのカリキュラムを実施することで、お子さんたちはどのような変化がありますか?(エピソードなど)

ある男の子は1人遊びが大好きで、友達が想定外の行動をすると癇癪が起きてしまうこともありました。本人にも友達を作りたい気持ちはあるものの、どう接したらいいのかわからない様子でした。

そんなあるとき、男の子が2泊3日のキャンプに参加したんです。普段と違って自分の思い通りに進まない場所なので、彼も「こうしたい」っていうこだわりがあまりなかったんですね。キャンプファイヤーや火起こしなど初めての体験で面白くて、彼はすっかりのめり込んでいました。

キャンプの最後には「友達の大切さ」をテーマとした歌をみんなで歌ったのですが、そのとき彼が歌いながら号泣していたんです。

彼の気持ちはハッキリ言語化されていませんが、友達と3日間過ごした体験が心の中ですごく響いたのでしょう。友達との楽しい経験や面白い経験が初めてだったのだと思います。「友達がいるから一人ぼっちじゃないよ」という歌詞の内容とキャンプの体験がリンクして、きっといろいろと込み上げるものがあったんですね。

その後、男の子は園でも癇癪を起こさなくなり、友達と一緒に遊ぶ場面も増えてきました。園をやめる最終日には、先生一人ひとりにあてた手紙と「明日があるさ」の歌をプレゼントをしてくれて。本当に嬉しかったですね。

これらのカリキュラムを実施する上で、職員の方が意識されていることや工夫されていることを教えてください。

遊びの中でもイベントの中でも、職員が意識しているポイントは3つあります。

1つは、安全であること
2つめは子どもが安心し、前向きであるか。先生にやらされている感覚だと、遊びにも没頭できないためです。例えば、いきなり「キャンプに行こう」だと子どもの不安が大きいので、まずは「お泊りイベント」という名目で遊びの中で寝袋を使ってみるだとか。遊びの中でイメージを持たせながら、子どもが「やりたい」と前向きになっているか、安心しているかを意識しています。

3つ目は、「遊びやイベントを通して子どもにどんな姿になってほしいのか」を考えること。

ong>「今、こんな気持ちになってほしい」という狙いだけではく、「こんなふうに成長してほしい」という未来のために必要な体験を取り入れるようにしています。

とはいえ、我々職員も最初から子どものことがわかるわけではありません。だからこそ、子どもたちが見せてくれる表面的な態度や行動だけでなく、内面や気持ち、考えにも注目しています。

例えば、先生を叩いてしまった子に対して「ダメだよ」と注意するのではなく、「なぜ、この子は叩いてしまったんだろう?」といった背景を言葉や表情、態度から考えるんです。「久しぶりに先生に会えてうれしかったのかな?」と考えた場合、「嬉しかったの?でもちょっと力が強いかな。ほら、真っ赤になっちゃったら見て」といった具合に、子どもの気持ちに応えながら向き合っていきます。もちろん、推測が違っていた場合はほかの可能性を考えます。

そういうことを繰り返しながら「何を褒めて認めて、励ますのがその子にとってヒットするのか?」を模索し、子どもたちの成長を促しています。

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