学童保育とは主に放課後や土日、長期休みなどに小学生に居場所を提供する施設です。
現在、働き方が多様化しており共働き世帯が増えていることなどから、遅い時間まで子どもを見ていてくれる学童保育の需要は年々高まっています。
特に小学生の成長を見守りたい方や、一緒に遊ぶ体力がある男性の方が求められている職場であるため、転職を考えている保育士の方などはぜひ見てみてください。
学童保育士(学童保育指導員)とは?
学童保育は正式名称を「放課後児童健全育成事業」といい、厚生労働省が管理しています。
学童保育士は小学生が安心して過ごせる居場所を与え、その成長を見守る職業です。
学童保育士と放課後児童支援員との違い
学童保育士と放課後児童支援員の違いとして、放課後児童支援員の資格を保持しているスタッフを放課後児童支援員、それ以外の職員は学童保育士と呼ばれています。
学童保育士になるために、資格は必要ありませんが、放課後児童支援員は学童保育の専門職なのでより専門性の高い仕事を任せられるでしょう。
「子ども・子育て支援新制度」では、学童保育施設1カ所に付き職員は2人以上、そのうち1人以上は「放課後児童支援員」でなければならないとされています。
学童保育士になるためには?
上記でも触れた通り、学童保育士になるために資格は必要ありません。
しかし、正職員として勤務したい場合は、「放課後児童支援員」の資格を取得することがおすすめです。
資格について
放課後児童支援員の資格を取得するためには、
- 保育士の資格
- 社会福祉士の資格
- 幼稚園・小学校・中学校・高等学校または中等学校の教員免許
- 社会福祉学や心理学、教育学などの学位
- 高卒以上で2年以上放課後児童健全育成事業などに従事
上記の資格を有した上で各都道府県が実施する放課後児童支援員認定資格研修を修了しなけらばなりません。
研修のカリキュラムは2〜4科目に分かれ、6分野16科目(1科目90分、合計24時間)の講義・演習から成りますが、保有している資格によって一部の科目が免除される場合があります。
研修の科目は以下のようになっています。
- 放課後児童健全育成事業の理解
- 子どもを理解するための基礎知識
- 放課後児童クラブにおける子どもの育成支援
- 放課後児童クラブにおける保護者・学校・地域との連携・協力
- 放課後児童クラブにおける安全・安心への対応
- 放課後児童支援員として求められる役割・機能
基本的には2〜3ヶ月ほどの期間で取得を目指すことができます。
学童保育士の仕事内容
学童保育士の仕事内容は子供たちが安心して遊び、過ごせる居場所を提供し、自主性や社会性、創造性を育てることです。
主に、環境整備や子どもたちのサポート、地域のイベントへの参加などを行います。
具体的な業務内容としては、宿題を見守ったり、おやつの提供を行ったりする他、遊び相手や話し相手として一緒に活動します。
イベントや遊びも未就学児を相手に行う保育園とは異なり、ルールが難しくなったり動きが大きくなったりと、より活動的・教育的な支援も増えるでしょう。
また、子どもたちの下校時刻であるお昼頃から放課後の時間を中心に活動するため、子どもと関わる業務は午後からである場合が多くなっています。
そして、保育園とは異なり、送迎は基本的には行いません。
オプションとして送迎を実施している施設や、年齢、預かり時間によっては親御さんのお迎えを必要とする場合はあります。
学童保育士として働くメリット
学童保育士は鬼ごっこやドッジボールなどより動き回る小学生の相手をするため、体力のある男性が特に働きやすい職場であると言われています。
また、乳幼児より手がかからない点や、一般的な保育士と同じですが6歳から12歳という保育園より長い期間の成長を見守ることができる点も大きな魅力です。
そして、午前中を事務作業に当てられ、子どもと関わる時間としっかり分けることができるため、残業が少ないこともメリットとして挙げられます。
ワオキッズについて
大川グループが運営している学童施設ワオキッズでは「ほめて みとめて はげまして やる気を育て 自分で考え行動し責任が持てる子どもを育てる」を保育理念に、日々子ども達の成長を見守っています。
習い事をさせたいが、送り迎えなどができないなどの悩みを抱えた親御さんのために、水泳やそろばんなど教室などもカリキュラムを追加することもでき、季節のイベントも豊富です。
子どもの可能性を育てる放課後の時間へするために、ワオキッズは活動しています。
まとめ
学童保育士は子どもの成長を小学生の6年間という長い期間で見守ることができる職種です。
学童保育施設は現在も増加しており、共働き世帯やシングル世帯などお子さんを心配する親御さんのニーズが高まっているため、これからも多く必要とされる職業となっています。
小学生のお子さんの保育を行いたい方、転職を考えている方はぜひ学童保育士を検討してみてください。
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